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Jan 01 2012

ポストPCというスマートフォンやパッドをあげる人が多いのですが、23日も書いたようにポストPCの主要市場となる発展途上国の文盲率を考えると、ディスプレーやタッチパネルよりも音声インターフェースの方がいい。その意味ではスマートフォンやパッドをポストPCというのは何かが違うような気がします。ただ、いまのスマートフォンの原型を作ったAppleはひとつ先を行っています。音声読み上げサービス(VoiceOver)に加えて、iPhone 4SではSiriという音声入力インターフェスを入れてきました。現時点では音声認識も使い勝手も実用という段階ではないのですがね。

注目しているのはAndroidが音声インターフェスに対応してくるか。というのは音声入力による情報検索では、Googleの稼ぎ頭であるWeb検索向け広告が難しいのです。音声出力は順番に再生することになるので、広告と使い勝手を両立できないのです。つまり音声インターフェスが主力になると、Googleはビジネスモデルを大きく変えない限りは生き残れないでしょう。おそらくApple、そしてJobsはそこまで読んで、未完成のSiriをあえて市場に導入したのでしょう。

さてポストPCにおける音声インターフェースですが、音声入力処理は端末側でする必要性はなく、クラウドコンピューティング側で処理することが考えられます。発展途上国の人件費が安いのであれば人手による音声入力を組み合わせる可能性もあるかもしれません。

佐藤一郎: Web日記 (2011年)