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Jan 20 2012

また、これだけではなく新しいプレイヤーの登場の可能性があると思っています。

それはGoogleやFacebook等のクラウドサービスメーカです。

クラウドサーバメーカは、消費電力を気にして独自のサーバを作ったり、省電力なデータセンターを作っています。これをもっと突き詰めればサーバ向けCPUを設計・製造してもいいはずです。

AppleがAシリーズで設計を行い始めました。私は最初は開発コストをどのように回収するのか疑問だったのですが、iPhone/iPod touch/iPad/Apple TVと豊富なラインナップを揃える事で開発コストを回収しています。出荷数が多ければ自己消費だけでもメリットを享受できます。

たぶんNVIDIAはHPC向けにするためGPU付きTegraを出すでしょう。ですが、サーバ市場にはGPUは今のところ余計です。このためいくつかのARM系CPUメーカではCPUだけ乗せている製品がありますが、それがGoogleやFacebookが気に入るとは限りません。また、同じCPUでサーバを作っている限りサーバ効率でライバルを先にはいけません。差をつけるためにもGoogleやFacebook等のクラウドメーカがCPUから設計してサーバ構築する案も決して悪いと言えないでしょう(ただし、GoogleがARM系CPUを製造しても外販しないでしょうけど)。

最良のシナリオならばARM系CPUはサーバ市場で20%ぐらいのシェアをとることが出来ると思います。とはいえ、競争力旺盛なIntelがこの状況を観客として眺めているとは思えません。Atomをサーバとして準備もしています(なぜもっと早くやらなかったのか理解に苦しみますが)。

また、もしかするとIBMもこの分野に進出するかも知れません。POWERは組み込み系を得意としていますし、Bule Gene/Q等の省電力CPUもあります(HPC向けなのでクラウドサーバ向けではありませんが)。

今までの半導体の歴史は下克上を繰り返してきました。RISCがメインフレームを破り、x86がRISCを追い込みました。ARMがx86を飲み込んでも少しも驚くことはないでしょう。

ARMがサーバ市場を揺るがすのか:少しでもパラノイアになってみる:ITmedia オルタナティブ・ブログ