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Jan 22 2012
How do you kill the movie and TV industries? Or more precisely (since at this level, technological progress is probably predetermined) what is going to kill them? Mostly not what they like to believe is killing them, filesharing. What’s going to kill movies and TV is what’s already killing them: better ways to entertain people. So the best way to approach this problem is to ask yourself: what are people going to do for fun in 20 years instead of what they do now?

YCRFS 9: Kill Hollywood

Y CombinatorのRFS(Request For Startups)の9番目が出たね。RFSは以下のようなもの。

http://ycombinator.com/rfs.html

今回のRFSはSOPA/PIPAのマスターマインドとされるハリウッドやテレビ業界に変わるこれから20年後のエンターテイメントの新しい形をスタートアップに求めている。

確かに今の映画業界やテレビ業界は余裕がなくなって、寛容でなくなったからSOPA/PIPAのような政治に守ってもらう方向にいっているのは事実だ。でも、以前として巨大な力とリソースを持っているし、コンテンツの制作とその配布に強大な権限を持っている。そこを切りくずさないと「ハリウッドを殺す」ことはできないよね。

Paul Grahamが書いたと思われるこの文章は、ほかのRFSに比べると問題設定が少し散漫だ。「ハリウッドを殺す」ためのアイディアということだが、つまりエンターテイメントコンテンツの供給側に革新を起こすか、需要側のテレビや映画を楽しむ大衆の選好を変更させるかのどちらかであろう。この文章でPaul Grahamはビデオゲームを持ちだして需要側の選好を変える例を出しているけれど、まあ需要側の選好変更は20年程度ではなかなか難しそうだ(注1)。

一方で、供給側のコンテンツの制作と配布について、どちらかに絞って小さなテクノロジーの革新ができると、もしかしたら「ハリウッドを殺す」最初の一投ができるかもしれない。

例えば、コンテンツの制作については、人類史上かつてないほど動画制作のツールを手に入れた時代は他にない。スマートフォンを持っている人なら誰もがフルHDのビデオカメラを持っていることになる。数万円だせばプロが使う動画編集ソフトも手に入れることができる。だれもが潜在的にはハリウッド監督や製作者になるテクノロジーは手元にある。そのエンパワーメントされた状況をうまく利用できれば、コンテンツ制作の破壊的な低価格化を生み出すこともできるかもしれない。

また例えば、現在はYoutubeなどの無料動画シェアリングサイトの競争が一段落して、寡占化となった状況である。その一方で有料の動画の配布についてはHulu/Netflixなど既得権の業界にガッチリ掴まれている。この有料動画の配布についてインディペンデントな監督や良質のドキュメンタリーの製作者が作る動画を安価にうまく配信し、それらの製作者に売上をシェアリングできるプラットフォームを作ることができたら、「ハリウッドを殺す」キッカケができるかもしれない。

ただどう考えても「ハリウッドを殺す」ことは、尋常でないほど大変なことは確実だ。

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(注1) 例えば、現在多くの人が自分の余暇の時間消費として利用しているハリウッドやテレビのエンタメコンテンツであるが、それをなくして新たなエンタメでないコンテンツを導入することを考えよう。例えば、無料の学問のビデオ講義を視聴したり、文学作品を楽しんだりと、知識や芸術系のコンテンツはエンタメコンテンツより多くの余暇の時間を消費するものである。しかし、そのコンテンツを楽しむにはリテラシーが大きく必要であり、皆がそのリテラシーなど望むべくもないことから、やはり「小人閑居して不善を為す」が如くエンタメコンテンツで余暇の時間消費をするだろう。

(via kashino)